切り下げ物語 最終篇

こんばんは。
本日も暑い中、ご来店くださった皆様、
誠にありがとうございました。
本日で8月も終わりますが、
9月もどうぞよろしくお願いします。

それでは本日分です。

そして、今日は当店駐車場の
歩道の切り下げ(乗り入れ口)を広げる為に
自分が、つい最近まで右往左往したエピソードの
結末を話したいと思います。

大変長くわかりにくい内容のため、
「古着以外のどうでも良い話はウンザリ」という方は
こちらで読み進めるのはストップしましょう。


「ややこしい話大好き」という初めて読まれる方と
前回までの内容を忘れたという方はこちらから。
      ↓↓↓
切り下げ物語 上篇
切り下げ物語 中篇

過去の話の登場人物や専門用語の解説等は行いません。
それでは続きです。


当初50万程度の見積もりでしたが、
結局100万近くまで上がった新しい見積もり書を持って 
A社が店舗まで来てくれました。

A社曰く、千葉土木に打ち合わせに行った際、
施工についての指導が入り、指示通り修正したところ
結局工賃が上がってしまったとの事。

最初の見積もりを貰った時点で
本当に50万程度で施工が出来るのか、
他の業者はどこも消火栓(マンホール)の
加工が必要な事を理由に100万ほどの見積もりだった為、
自分は何度も念を押して確認しました。






それでも直前までA社の担当者は
「大丈夫。俺はこの様な仕事を今まで数え切れないほど
請け負ってきている。そんなに心配をする必要はない。
顔を上げてこっちを見ろ。もう少し気持ちを大きく持て」

そのような啖呵を切られていたので
思い切って大家さんに折半を持ち出し了承を得て、
A社に依頼。やっと工事の申請に進もうとしていた段階でした。

にも関わらず、結局他社と同程度までの値上がり。
これでは大家さんに合わせる顔がありません。

面子を潰されたと思った自分は
そいつの金玉を蹴り上げ、前に屈んだところを巴投げで
成田街道に放り投げてやりたい衝動に駆られましたが、
やり返されてお客さんの前で泣かされると嫌なので
冷静に怒りを静め、その場を凌ぎました。








無駄に時間が過ぎただけで、結局振り出しです。

大家さんに頭を下げ、一旦保留としてもらい、
再度、業者探しを始めました。
以前に切り下げの要望書を提出し千葉土木からは、
ほぼ申請の許可は保証されている様なモノでした。

しかし100万よりも低い見積もりを提示してくれる業者を
新たに探しだす事は簡単ではありません。

結局90万程度の見積もりを提示してくれた
B社が見つかったのは去年の5月でした。
改めて大家さんに、おそるおそる工賃を伝えてみましたが、
なおも、折半で良ければご協力頂けるとの事。
これには本当に感謝の気持ちしかありませんでした。

自分自身はどちらかというと、
満足のできる金額ではありませんでしたが、
やるしかないと腹を括って決めた事でしたし、
何より大家さんの好意を無駄にしたくありませんので、
思い切ってB社に発注をすることに決めました。

その当時といえば、自分の仕事の方はコロナ禍であっても
以前と変わらず定期的に渡米をしていました。

当時は帰国した際、必ず数日間の隔離があった為、
工事の申請から着工までの日程が中々上手く進まず、
年末まで長引いていました。
大家さんの承諾を得てから、もう既に半年以上経っています。
自分は早く状況を前進させたい気持ちで
少し痺れを切らしていました。

そんな年の瀬、B社から
「来年(2022年度)に八千代市が
歩道の消火栓を道路に移動させる水道工事をするよ。
キミの店の前の消火栓の加工も八千代市がやる。
だからそのタイミングを合わせれば
切り下げ工事は、だいぶ安くなるはずだから
来年4月まで待った方が良い。ぜってぇマジで」

そのような連絡を携帯電話に頂きました。

6年前、初めて見積もりを依頼した際に業者から
切り下げ工事と合わせて消火栓を加工する必要がある為
100万以上の金額になってしまうと言われていました。

何とか安くする方法は無いか尋ねた所、
「時折、役所が公共工事を行うが、そのタイミングを
合わせる事ができれば安くなる事が時々ある」
そのように言われた事をハッと思い出しました。

その当時は、その発言に対し懐疑的で
ましてや当店の軒先で都合よく水道工事が
行われる事など皆無であると、
他人事の様に全く気にも留めていませんでした。

しかし6年の月日が経ち今回そのタイミングが
上手く重なろうとしている事に気付き、
自分は携帯を握る手が震え、気付くと
もう一つの手で自分のイチモツを握りつぶしていました。










翌年(2022年)の2月に、B社から
50万程度まで大幅に下がった新しい見積もりを頂き
年度が変わる4月を待って千葉土木に申請。
2週間ほどして、正式に工事の許可を頂きました。

これは自分の念願である、
信号機の根本まで切り下げを広げる工事の許可を
貰えたという意味です。心が躍りました。

大家さんに工賃が大幅に下がった事、そして工事が
正式に行われる事を伝え、大変喜んで頂けました。

そして実際に公共工事(水道工事)とタイミングを合わせ、
切り下げ拡張工事が完了したのは7月末です。

夜間工事が終わった翌日の朝、
工事の仕上がりを見に、店舗まで車で向かいました。
消火栓は後日、八千代市が取り外す為、まだ残っていますが
切り下げ(乗り入れ口)は信号機の根本近くまで目一杯
綺麗に拡張されていました。










まるで昔から何事も無かったかのように
駐車はいともスムーズに行え、
車の中で安堵のため息がこぼれました。

これほど肩の荷が下りた、
溜飲の下がる思いになれた事は
勝田台の店舗を借りてから6年間なかった様に思います。
振り返っても、あっという間では無く
自分にとって、とてもとても長い道のりでした。

このページでは今まで、当店にまつわる
問題や悩みについての真面目な話?は
書きたいとは思っていませんでした。

理由は、知らない誰かに自分の悩んでいる姿や
弱い所を見せたくないからです。


当店の駐車場が駐車しづらかった事なんて
自分自身、そのうち忘れて当たり前に駐車を
する日がくるはずです。

それはとても嬉しい事なのですが、
だけど、この切り下げ工事に費やした時間と
その間に持ち続けた気持ちさえも忘れていくのかと思うと
少し寂しい気もしていました。

だからもしも、いま、最後まで読んでくれている方がいらしたら
その人には自分の持っていた思いを
少しだけ共有してもらいたく書き記しました。

いつも辛い事から逃げ出して、
ヘラヘラ生きてきたハンパな自分ですが、
この事だけは諦めきれずにやり遂げました。

自分はこれからも体が持つ限り、
この店舗で営業していきたいと思っています。
最後まで読んでくれている皆様、よろしければ
これからも当店を応援してください。



AZASSS。